・手作りピザ
えええーっ?1ヶ月近く前の夕食の話ぃい?
…と言わんどいて〜。
両親といとこの滞在中、「車に全員が乗り切らない」という物理的な障害もあり、ほぼ毎日自宅で食事を作ってみんなで食べた。むしろ、食べることを中心にしてアラスカでの共同生活の毎日は過ぎていった、と言っても過言ではない。
それほどまでに、我が家の文化、歴史の中で、「食」は重要な位置を占めているのである。
…というか、それしかない、と言った方が正確かもしれない。
サーモンやフーリガンは当然何度か食卓を賑わしたが、以外に人気だったのがタコス、ピザ、生春巻き。ジャパニーズっぽくも、アラスカンっぽくもないが、「多文化のアメリカ」らしいメニューと言えば言えるか。
いつも3人家族(というか2.5人か)なのが、倍に膨らんだのだから、作る量も多い。パンも2倍の頻度で焼いた。パンは2回だけお店で買ったが、それ以外は家で作った。これは趣味兼ストレス解消だから、忙しくなればなるほどたくさんパンを作る、というのは自然の摂理だ。
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この間、我が家の3歳児は、甘やかしてくれる人材がたくさんいる状況を活かして大人の心をもてあそび、いつも以上にわがままいっぱいの1ヶ月を満喫した様子。
幸せなことよのう。ま、大人5人に子供1人、という状況も、子供1人にとっては疲れるのかもしれないが…。
よく食べ、よく飲み、よく遊び、よく眠り、よく笑い、よく泣き、そして、そして…。
あっという間に過ぎた1ヶ月。短いアラスカの夏はもう終わり、かな。