・ハイチは世界で初の黒人による共和国、かつラテンアメリカ最初の独立国であるということ。
・ハイチ人の約95%がアフリカ系、残りのほとんどはムラート(白人とアフリカ人の混血)であり、エリートであるムラートとその他の黒人との間の経済的、文化的、社会的格差は著しいということ。
・多くのハイチ人はカトリック信仰と並行して、アフリカ系のベナンにルーツを持つ宗教であるブードゥー教の慣習も行っているということ。
・ハイチ独立のためのフランスへの賠償金を米国が肩代わりしたということ。
・ハイチは西半球で最も貧しい国と言われており、人口の約半数に相当する380万人が慢性的に栄養失調状態にあるということ。
・米国からの米の流入がハイチの食料自給率急落の要因であったということ。
・1990年12月初めて、民主主義に乗っ取った大統領選挙が実施され、選ばれたのがアリスティド氏。汚職の摘発、官僚機構の縮小、麻薬取り締まりなどで、国際的な評価を得るようになっていたアリスティド政権は、1991年に軍事クーデーターにより倒されるが、1994年復帰、その後2004年軍事クーデターによって再び倒される。米国はこの2回の軍事クーデターを支持したということ。
・南アフリカに亡命しているアリスティド元大統領が、ハイチ地震復興支援のために帰国する用意があるということ。
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政情不安定、貧困の背景には植民地時代からの支配搾取の長い歴史があるのでしょうね。
ここアンカレッジの子供達の小学校でもハイチ支援のための赤十字への募金を1月末まで受付中です。