3歳の娘が「おじゃる丸」にはまっている。「おじゃる丸」とはNHK教育テレビで毎日10分間放送されているアニメで、かれこれ10年以上も続いているらしい。おじゃる丸は平安朝からタイムスリップして現代にやってきた5歳の男の子なのだが、その口調をまねするのだ。
自分のことは「まろ」だし、パパママは「父上母上」である。それに「~でおじゃる」「~じゃ」「~たも」「~のう」などの語尾の活用をマスターし、「えぼし」「しゃく」といった言葉を使いこなす。まねというより、なりきっちゃってるんだろうな。一たび変身すると、おじゃる丸のような裏声で「おじゃっ!」(おじゃる丸の口癖)を連発し、名前を呼んでも、「まろはおじゃる丸でおじゃる。」なんだもの。最近は「ほじゃる」と呼ぶことにしている。
それにしても、おじゃる丸がプリンが大好物なのまで真似て、「母上、プリン作ってたも。」と3日に一度はプリンを作らされるのには参っている。もういい加減面倒くさいのだけど、毎回「ほ~、おいしいのう。」とやられると、またまた作ってしまう母上なのでおじゃる。