2012年10月15日月曜日

10月14日のパン by acupoftea



パン作りは私の趣味、というか、生活習慣の一部。私のペース、私の思いつき、私の工夫、とにかく私が自分だけで自由に取り組める数少ない活動のひとつ。だから、パン作りの作業はいつもひとりでする。

でも、この週末、材料を決めるところからパンが焼き上がるまで、5歳児に手伝ってもらった。

キンダーガーテンが始まって新しいスケジュールになるし、早起きしてやるピアノの練習はだんだん難しくなるし、お母さんはあれこれ注文をつけるし、ああだし、こうだし、ああでもないし、こうでもないし、というような日々を5歳児は日々過ごしている(と私は想像している)。

一方、ピアノがうまくできないと腹を立てる5歳児に付き合わないといけないし、仕事は忙しいし、ひとりの時間はあまりないし、いいお母さんになれないし、寒いし眠いし、ああだし、こうだし、ああでもないし、こうでもないし、というような日々を私は過ごしている(と5歳児が想像しているかどうかは知らない)。

そんな我々が、力を合わせてパンを作った。5歳児は仕事を任されると喜んで取り組む。気分がいいと私の助言を快く聞き入れる。自分で作ったパンがおいしいのでさらにうれしくなる。そうなると、私の機嫌も当然よくなる。

一緒に作る喜び、一緒に食べる喜び。これってとても単純なことなのだけれど、実はなかなか難しいことだ。この週末はそれができたことが、よかったと思う。