Hとは5年ほど前お互いにホームスクールをしていた頃出会った。今は彼女も私も別々の公立の学校に子供達を通わせている。
Hの子供達のクラスメートの家族、近所のスイスからの移民夫婦、アイルランドから訪ねてきたHの弟、Hのご主人の友人カップルなど大人子供合わせて30人以上の賑やかな集まりだった。
Hの物静かなご主人は狩猟(漁)が趣味で、バーべキューにもムース、カリブー、トナカイ、サーモンと、彼が自らしとめた獲物が並ぶ。家の中にも様々な剥製が。猟には銃も使うが弓矢なども用いるという。
Hの弟はジャーナリストとして15年働き、40代になってから大学に戻り、今回博士論文の調査のために1年間の予定でアラスカに滞在する。論文のテーマは「狩猟する人々の感情(emotion)」。いくつかの村にも滞在する予定。調査が進むにつれテーマも変わっていくかもしれないと言う。目をキラキラと輝かせて楽しそうに今までの研究、これからの調査に向けての様々なアイデアを話してくれる。
Hのご主人の狩猟仲間のガールフレンドは癌になりキーモセラピーを受けている。彼女は常に冗談を言ってカラカラと笑いとても明るい。「病気になって本当にやりたいことがよくみえるようになったわ。必要でないものが多すぎるのよ。」という彼女の言葉が心に残った。
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返信削除軽々しく言える言葉ではないですが、「病気になると、それまで見えなかったことが見えるようになる」と言いますね。
返信削除私は弱い人間だから、そのような事態になった場合、そのような強さが持てるかどうかわかりません。
でも、困難を抱える時でも、しなやかな心を持つ自分でありたい、と願っています。