・塩豚のプルーン煮
・ガーリックトースト
・具だくさんサラダ
・イタリアからのワイン
家人の誕生日は年末。いつもお節や年越しの準備で忙しく、ともするとばたばたと過ぎてしまいがちだ。実際、いつもばたばたと過ぎてしまうのであるが、ここ数年本人が誕生日に行っていることがある。
それは、誕生日ディナーを自分で作ること。
今年も12月に入るか入らないかの頃から料理本を引っ張りだしてきて、メニューの思案をしてきた。その結果、2011年のメインディッシュは、「塩豚のプルーン煮」に決定!
塩豚を1週間前に仕込んで、さて誕生日当日。
「あれ、これ一晩冷蔵庫で冷やさないといけないんじゃないの?」「今日食べられないじゃん!」
…急きょ本当の誕生日ディナーはギョウザになった(詳細は後述)。
そして年が明け、晴れて「塩豚のプルーン煮」の登場となった。
塩漬けにしたせいか、肉が程よくしまっている上にほろほろと崩れるほど柔らかい。プルーンの甘みと酸味が豚肉にマッチして、コクがある中にもさわやかだ。一晩おいて脂を取ったので、脂っこいところも全くない。
実はこの日は、もう一つ主役があった。それは、イタリアはウンブリア(昨日はプーリアと書いていしまっていた、ごめんKちゃん)のいとこが送ってくれた赤ワインだ。
イタリアの赤ワインと言ったらサンジョベーゼ。そこに、カベルネソービニヨンも加えて醸造したものらしい。いとこ夫婦の友人がこだわって作ったワインだという。ラベルのイタリア語が読めないのでいとこに翻訳してもらう必要があるなあ。
それはともかく、軽やかな中に果実の凝縮した深みがあり、とてもうまい。アメリカのワインとは違う味わい。イタリアの雰囲気があるワインだ。もちろん、イタリアワイン、アメリカワインと言っても何千何万という個性があると思うけど、気分が違うのだ。
そんな訳で、昨日の我が家は、塩豚のプルーン煮とウンブリアのワインで、アラスカに居ながらにしてヨーロッパに出かけたような気分に満ちていたのだった。
Kちゃん、ありがとう!2012年は、よりよい年にしたいね!
そして家人よ、誕生日おめでとう!これからも誕生日に限らず、ディナーをよろしく!
(1月3日補足:昨日のワインの残りを今日飲んだところ、丸1日空気に触れたせいかまろやかさが増して熟成した感じになり、さらにおいしくなっていた。)