2013年4月21日日曜日

4月21日の夕食 by acupoftea


・ハリバットのアクアパッツア風
・グリーンサラダ
・ブラックビーンズのサラダ
・自家製パン

日曜の朝。楽しい一日にしよう!と思っていた、のだが…。

昼前にやった6歳児のピアノの練習中。うまく弾けないところで本人ドツボにはまりって怒りだし、私が「こうしたらうまく弾けるのでは」と横からアドバイスをするとそれに対して耳を塞ぐ、無視する、等の形で反抗するので私も怒りだす、ということになった。

これは最近ほぼ毎日繰り返されるパターンで、その度に「練習に付き合っている私の快適指数かなり下がる=ストレス度数かなり上がる」ということになる。血圧は元々高くない方なのであるが、このときばかりは血圧が高くなるような頭に血が上るような気分になるのである。

そんな訳で、ピアノの練習の時間が憂鬱になってしまう。

まあ、冷静に考えれば、6歳児が怒る原因は「うまく弾きたいのにうまく弾けない」ことで、自分に腹をたててのことなのであって、それは非常によくわかる。ただそこで、こっちが「弾けないのがいやならもっと練習すれば」等という理論を展開してもそんなことはこの場合何の役にも立たず、本人としてはスパイラル的に気分が悪くなり「うまく弾けない」から「もういやだ」ということになってしまうのだ。

そうなると、既に快適指数が撃沈している私としては「なんで何回も同じことを間違うんだろう」と、上達している部分に目がいかなくなる。さらに、6歳児の「もういやだ」という部分に気持ちが集中してしまい、「じゃあもうこっちもやめた」と言い放ちそうになる。

だがしかし、毎回練習はなんだかんだ言いながら「やりたくない」とは言わないこと、反抗したアドバイスも後で聞き入れている様子であること、最終的には先生に花マルをもらえることを考えると、「うまく弾きたい」というのが本意だと考えてやらねばならないのである。横で見ている私はひたすら冷静さを保ち、いいところ、うまくなったところをほめてやることに集中するべきなのである。

6歳児のピアノはむしろ私の修行なのかもしれない。うまくできないことがあるということは人生の中では多々あることである。一生懸命やってもできない場合もあるが、一生懸命やればできる場合もある。私も今更ながらそれを学ぶいいチャンスだ。6歳児には、お互い、がんばってやっていこうよ、と伝えたい。

…結局、今朝の練習ではなかなかの進歩があった。

その後も気分の切り替えが下手な私はしばらくどんよりしていたが、昼食後、6歳児の希望でプールへ。10往復ぐらい泳いで運動不足を少し解消したような気がしたし、何となく泳ぎにも進歩があったような気がして、満足感があった。6歳児は6歳児で水の中で長いこと顔をつけていられるようになり、まだ泳ぐことはできないが、自信がついたようだ。

ハリバットもワインもうまかった。今日もいい一日だったなあ、と思いつつ一日を終えることができそうだ。また明日もピアノの練習で同じドラマを繰り広げることになるかもしれないが(可能性大)、できれば優しいおおらかな気持ちでいたいものだ、と思っている。

人間、おいしくてなんぼ、楽しくてなんぼ、なんだし。


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